庚申様

「庚申様」って知っていますか。

私はお嫁に来て初めて知りました。

うちの地域ではこの「庚申様」を、いまでも行なっています。

中国から伝わった行事のようです。

人間の体内には三尸(さんし)の虫というのが住んでいて、いつもその人の悪行を監視しています。その三尸は庚申の夜、人間の睡眠中をうかがって対外に抜け出し天に昇り、天帝(宇宙を司る神)にその人間が行った悪事を告げる役目をもっています。天帝のところには、それぞれの人の罪科を記録した台帳があって、あまり記録が増えると人間は命を奪われてしまいます。

これは大変!

それで三尸が体内から抜け出ないように、庚申の夜は寝ないで飲み明かすという風習です。

60日に一度巡ってくる庚申(かのえさる)の日に行ないます。

稲取ではこれを行なっている地域がたくさんあります。最近では料理も簡略化され、行なう日も年に一回とか少なくしてるところもあるようです。

我が家の地域では、60日ごとに、会費を出し約10軒が順番でそれぞれの家に集まりやっています。いまでは、地域の娯楽のようなもので、ご近所のコミュニケーションにもなっています。

徹夜の行事だけに、昔は夜中の12時前には帰ることは出来なかったようです。

私が嫁に来たころは上新粉のお団子とお菓子のお土産を、帰り際みんなに持たせていました。夫が子どもの頃はそのお菓子が楽しみだったらしい。

昨日は「庚申様」の順番が我が家でした。

さすがにみんな歳をとり、夜中まで飲み明かすという事はなくなりましたねえ〜。

  
我が家の近くにある庚申塔です。塔の横に天保十五年六月吉日と書いてありました。なにやら・・・古いものです。

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Comment:
2016/01/19 3:31 PM, のらくろ wrote:
はじめまして。
庚申信仰について調べている者ですが、近々、稲取に出張することになっていたところ、オレンジクッキーさんが稲取ではいまでも信仰が生きていると紹介されていたのを見つけて、驚きました。ご迷惑でなければ、もっと詳しく教えていただきたいのですが・・・
2016/01/29 9:27 AM, オレンジクッキー wrote:
はじめまして、のらくろ様
コメント、気がつくのが遅くなってしまってごめんなさい。
庚申様ですね。
ネットで調べるといろいろ出てきますが。稲取ではまだやっているところがあって、うちの地区?でも行っています。地区というか昔のご近所さん的な感じでしょうか。夫に聞いた話ですが、昔は田んぼをやっている家が多くて、ご近所さんで協力しながら農作業をしたらしいです。その名残で集まるようになったとか・・・雨が降らなければ雨乞いの儀式を天城の八丁池まで一緒に行ってやったり、さすがに今はしませんが、うちのおじいちゃんの時代には行われていたそうです。
最近の庚申様ではもっぱら、田んぼもやっている家はなくなり、共同作業はまったくないのですが、飲んだり食ったり、情報交換したりする場になっていますね。一応庚申様の掛け軸があってそれを回したりしてますけど・・・。
2016/02/17 12:12 AM, のらくろ wrote:
オレンジクッキー様
せっかくお返事を頂戴していたのに、しばらくアクセスせず失礼しました。奈良に住んでいますが新興住宅地では庚申様に無縁で、いまでもお勤めをしていらっしゃるとのことだったので、お尋ねしました。お返事のなかで特に興味深く思ったのは、ご近所で農作業などを共同でされなくなっているのに、まだお勤めが続いているということです。実に不思議なご近所のご縁です。廃れつつあると言われて久しい庚申様ですが、現役のお勤めについて貴重なお話をうかがえました。今月8日の初庚申は、さぞにぎやかなことだったろうと想像されます。本当にありがとうございました。
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